更新情報

おんねの丘から

北海道議会議員の皆様が来校されました

 4月11日(木)に、北海道議会議員文教常任委員長の大越農子様をはじめ、北海道議会議員の浅野貴博様、佐々木大介様、千葉真裕様の4名の方々、留萌教育局長の大畑明美様が来校され、本校を視察されました。

 来校された5名の皆様には、各学年の授業や各学科の実習室をご視察いただきました。3学年の国語の授業では、「自己紹介・他己紹介」の単元の学習に取り組んでいる場面を参観いただき、事前に決めておいた「好きなことわざ」や「好きな四字熟語」、その他に、その場で生徒同士で考えた「趣味」や「好きなマンガ」などの質問をもとに、実際にインタビューする活動を行いました。2人1組でインタビューを行い、iPadにメモをとりながら行いました。生徒の皆さんは緊張した表情の中に、時折笑顔を見せながら活動に取り組んでいました。授業後に生徒たちへ感想をたずねると、「緊張してうまく話せるか不安だったけれど、相手の顔を見てインタビューすることができました」、「年上の方に対して失礼にならない言葉遣いを意識しました」、「初めて会う方へのインタビューで緊張したけれど、いい練習になりました」、「取材してみたら優しい人ばかりでよかったです」、「自分から話すことをがんばりました」などといった話を聞くことができました。議員の方からも、「生活に直結した実際的な教育が行われているのを見ることができて、よかった」との声をいただきました。

 大越様、浅野様、佐々木様、千葉様、大畑様におかれましては、ご多用の中、本校に足をお運びいただき、ありがとうございました。

【1学年】入学後1週目の1年生の様子です

 9日(火)午後から親元を離れての寄宿舎での生活も始まり、慣れないこと・覚えなければならないことの連続。しかし、入学式翌日の4月10日(水)からは、中学校とは異なる新しいルールに戸惑いながらも、元気に充実した日々を送っています。午前中はHRごとに委員会決めやこれから各教科の授業で使用するファイルに名前シールを貼ったり、先生方・生徒同士で、笑顔で会話を楽しんだりするなど、少しずつ小平での高校生活に慣れようとする姿が見られました。また、各教科でオリエンテーションも始まり、今週は盛りだくさんの1週間だったと思います。待ちに待った金曜日。自宅でリフレッシュして、また来週、元気に登校してくれたらと思います。お待ちしております!

 

第29回入学式が行われました

 春になったとはいえ、まだまだ肌寒い日が続く今日この頃。本校は木工科・窯業科に8名の新入生をお迎えしました。真新しい制服に身を包み、緊張した様子の新入生の皆さんでしたが、担任の先生を先頭に立派に入場し、名前を呼ばれたときには大きな声で堂々と返事をしていました。

 校長より、「これから過ごす高校生活に夢と希望を抱いているでしょう。今日から本校での高校生活が始まります。困難や不安も、仲間や先輩、先生方とともに乗り越えられるので心配はいりません。これからの高校生活では、①好奇心をもって学校生活を送ること、②持続力(失敗しても諦めずに続けること)、③コミュニケーション(他者から情報を聞くこと、考えを理解し合うこと)、この3つに挑戦することで、夢の実現につながります。一緒に挑戦しましょう」とお話がありました。来賓であるPTA会長からは「充実した学校生活が送れるよう、応援しています。小平町の方々とかかわりながら、新入生の皆さんが成長することを願います」とお話がありました。新入生代表の言葉では「家族と離れての寄宿舎生活は正直寂しく、不安ですが、自立のために自分のことは自分でできるようにしたいです。家族への感謝の気持ちを忘れず、3年間頑張りたい」と話していました。生徒会長の挨拶では「皆さんの入学を心待ちにしていました。最初は寂しい気持ちになることもありますが、わからないこと・困ったことがあったときはいつでも相談してください。楽しく一緒に学校生活を送りましょう」と笑顔で話していました。

 今日から、新入生は夢に向かって挑戦し、未来を切り拓く人材となるため、小平高等養護学校の一員として、職業自立と社会自立に向けて、学校・寄宿舎で、3年間たくさんのことを経験し、大きく成長することでしょう。

 入学式終了後の1年生は、自己紹介カードを書いたり、校舎内の見学をしたりして、真剣に説明を聞いていました。

令和6年度、スタートです!

 本日より令和6年度、新年度が始まりました。進級した2・3年生の皆さんは約2週間の春休みでリフレッシュし、表情よく登校してきました。本日は新学年のオリエンテーションや明日の入学式準備・練習を行っています。

 1時間目に行われた始業式では、生徒代表のことばで3年生の生徒が、昨年度を振り返って、「現場実習で、最初は初めての仕事に苦戦したけれど、だんだんと慣れてできるようになってきました」「学校祭では、最初は上手に演じることができなかったけれど、役にのめり込むことができました」「即売会では、ミスなく仕事ができました」と振り返り、3年生での抱負としては「これまで後輩と自分から関わることが少なかったので、後輩と関わっていきたいです」と話していました。その後行われた着任式では、11名の教職員を新たに本校にお迎えしました。新たに異動してこられた先生方とともに一丸となって生徒の職業自立・社会自立に向けて指導にあたっていきます。

 午後からは翌日に控えた入学式の会場設営や入学式練習を行い、新入生を迎える準備を進めました。

修了式・離任式が行われました

 3月22日(金)、修了式、離任式が行われました。まず、壇上で校長より各学年代表へ修了証書が手渡されました。その後、校長より「先日のアンケートで、『自分の思いや困ったことを伝えられる生徒』が2人に1人。『金銭、スケジュール管理が自分でできるか、自分から行動できる生徒』が3人に1人という結果が出ました。これらの困り感を先生方と共に解決していけるようにしていきましょう。世界では戦争や災害が起こり苦しんでいる人々がたくさんいます。これからの未来を生き抜くには自分で情報収集し、考え、判断する力が求められます。良い休みを過ごして始業式、元気な姿で会いましょう」と、お話がありました。

 その後、2年生の代表生徒より、「1年間で特に印象に残っていることは体育大会と学校祭です。100mやリレーで賞状をもらえるように練習を一生懸命頑張りました。3年生に向けて日々の体力つくりを頑張りたいです。学校祭は台詞を覚えることや、合唱を頑張り、最優秀賞を取ることができました。寄宿舎生活では行事で、焼き鳥を焼いて食べたり、ゲームをしたりして過ごして楽しかったです。1年生が入学してきたら、後輩の手本となるよう生活し、現場実習では燃えるような熱い気持ちをもってがんばりたいです」と力強く話していました。

 その後の離任式では、11名の教職員が離任し、先生方の言葉に涙する生徒もいて、感謝の気持ちをもって参加していました。

 4月8日(月)には進級し、またひとつ成長した姿で登校してくるのを、教職員一同楽しみにしています。

【1学年】終日作業を行いました

 3月11日(月)から14日(木)まで、1学年は、1年間の締めくくりとして、4日間終日作業に取り組みました。

 木工科では、小物入れの研磨やバターナイフの成型、ねじの取り付け、一面かんななどの作業に取り組みました。生徒は「バターナイフの研磨が大変だった」「ベルトサンダーが大変だった」「初日疲れました」「同じ作業の繰り返しが大変でした」「2年生に向けて、無駄な動きをなくす」「時間いっぱい集中する」「気持ちを切り替えて作業する」と話していました。

 クリーニング科は、2年生や職員と協力しながら、校内中のハウスクリーニングに取り組み、強い汚れの床にはポリッシャーという機械を使い、清掃作業を行いました。生徒は「ポリッシャーを真っ直ぐ動かすのが大変で、先輩や先生方に助けてもらった。頑張ったらきれいになって嬉しかった」「2年生になったらカークリーニングを頑張りたい。報告・連絡・相談を自分からできるように頑張りたい」と話していました。

 窯業科は、板づくりでの製品製作、撥水剤塗布、釉掛けなどの作業に取り組み、納品に向けての梱包も行いました。生徒は「仲間と協力した」「たくさん皿を作れた」「自分から挨拶、返事、報告することを頑張りました」「2年生に向けて、うまくアドバイスできるようにする」「大きい皿を作る際、力を込める」「笑顔で元気に報告する」「丁寧に作る」と話していました。

 入学して1年経ち、作業学習にも慣れ、働く力が徐々に身に付いてきました。4月からは1年生のよき手本となれるよう、さらなる成長を期待しています。

【クリーニング科】ハウスクリーニングを行っています!

 3年生1名が卒業し、1・2年生4名体制になったクリーニング科では、ハウスクリーニングを行っています。また、1年生は今週3/11~14の4日間、1年間の締めくくりと2学年の現場実習に向けた終日作業を行っています。この日は、長年、雑巾掛けでは汚れのとれない「理科技術室」という広い教室を、「ポリッシャー」という道具を使用してクリーニングを行いました。

 洗剤やしつこい汚れには重曹を使うなどして、交代しながら教室全体をきれいにすることができました。生徒たちは「みんなで協力して、真っ黒な床をきれいにして、床も心もきれいになりました」と話していました。1年生は残りの終日作業中も校内至る所のハウスクリーニングを行う予定です。

本校職員が令和5年度北海道教育実践表彰を受けました

 この度、本校教諭 大久保城汰が、「若手教職員等奨励賞」の表彰を受けました。

 大久保教諭は、令和元年より現在に至るまで、本校の特別支援教育コーディネーターを務めております。留萌管内の小・中・高等学校の教員への直接的な支援・研修への協力、障がいのある児童生徒の保護者への支援、福祉・医療・労働などの関係機関の連携、支援体制の構築など、校内外において多大な力を発揮しております。また、留萌教育局管内専門家チームにも所属し、中心的な存在として障がい者の療育から雇用までの課題をとらえ、生活・就労について障がい者の社会自立と支援の視点に基づき提言を行うなど、留萌管内の特別支援教育の充実に寄与しています。

 これらの成果が評価され、2月27日(火)、留萌教育局長 川村 秀明様が本校に来校され、表彰式を全校生徒・職員出席のもと行いました。今後も本校が管内の特別支援教育のセンター的機能を果たしていくこと、本校に在籍する生徒が職業自立・社会自立できるよう、学校・寄宿舎全職員、精進して参ります。

第26回卒業証書授与式を行いました

 朝からマイナスの気温でしたが、明るく、やさしい日差しがさしこみ、卒業生の未来を明るく照らすようなこの日、本校第26期生の卒業証書授与式が行われました。ご来賓、保護者の皆様のご臨席のもと、9名の卒業生が立派に巣立っていきました。

 学校長からは、「新型コロナウイルスによる学校行事の縮小や変更がありながら、夢に向かって挑戦することができました」「人生はこれから。幸せな人生を歩んでほしいと思います。どんなときでも学び続ける人に明るい未来はやってきます」という言葉、PTA会長からは、「社会に出て、悩み、失敗することもあると思いますが、仲間と過ごした日々を思い出して頑張ってください」という言葉がありました。2年生の代表による送辞では、「今、先輩がたとの思い出を振り返ると、いつも背中を押してくださったことを思い出します。夢の実現のために努力することの尊さ、厳しさを私達に示してくれました」と、これから本校の伝統を卒業生より引き継ぎ、努力することを力強く誓いました。卒業生代表の答辞では「入学したとき、親元を離れての生活が不安でしたが、話しやすい仲間とともに少しずつ慣れ、様々な経験から成長することができました。1・2年生の皆さんは、それぞれの進路に向かって頑張ってください。そして、悩んだときは先生方や仲間に相談して解決できるようにしてください。学校で学んだことを生かし、社会に出て1つ1つの困難に立ち向かっていきます」と、3年間を振り返りながらも力強く後輩にエールを送り、保護者への感謝の言葉を述べています。

 式歌「群青」の合唱で会場は新たな旅立ちを祝う雰囲気となり、さらに、退場の際は、「世界で一つの輝く光になれ」という、担任団からのメッセージがこもったBGMが流れる中、会場をあとにしました。卒業生・担任団は、それぞれこの3年間を振り返り、楽しかったこと・苦しかったこと様々なことを思い出しながら歩く最後の花道で、気持ちが溢れ出したことでしょう。

 最後に在校生・職員の見送りでは、廊下を歩く卒業生に紙吹雪でお祝いする1年生、花束や部活動の寄せ書きを渡す2年生が、卒業生を見送りました。最後は生徒玄関に全校生徒・職員が集結し、写真を撮ったり、言葉を交わしたりするなどして、仲間・先輩・後輩との最後の別れを惜しみました。

 卒業生の皆さん、改めて、ご卒業おめでとうございます。本校HPには学校での様子を随時掲載しますので、母校のことをふと思い出したときにはぜひこのHPを見て後輩がひたむきに頑張る姿とともに、小平高等養護学校で学んだことを思い出し、自ら決めた道をまっすぐ進んでいってほしいと思います。本校教職員一同、応援しています。