留萌管内の特別支援教育発展のために・・・

研修会等の様子

PTA・校内研修会を行いました

 2月21日(金)にPTA・校内研修会を実施しました。今回は北海道札幌あいの里高等支援学校長 今井章文様から「地域とともに歩む教育活動」をテーマにご講演をいただきました。講演の中では特に、地域との連携について具体的な事例を踏まえながら、地域の資源を利活用した教育活動を行うことを通して、生徒が生きる力を身に付ける重要性を確認することができました。今回ご講演いただいた内容を生かして、教職員一同、教育活動の充実に励んでいきたいと思います。

令和6年度(2024年度)留萌管内特別支援教育専門性向上セミナー

 1月 14日(火)、「特別支援教育専門性向上セミナー(5回目)」を集合/遠隔を選択いただけるハイブリッド形式で実施し、集合にて7名、遠隔にて11名の先生方に御参加いただきました。

 今回は「教育相談」や「個別の教育支援計画の活用」をテーマとして、「相談者のとしての在り方」や「就学相談の適切な流れ」、「教育支援計画の意義」などについての講義を行いました。

 「教育相談」では、カウンセリングマインドの重要性や流れについてお話しました。併せて、就学相談についての内容にも触れ、多面的なアセスメントや標準検査から客観的な情報を得ることの必要性について改めてお伝えしました。

 「個別の教育支援計画の活用」では、多様な教育的ニーズを適切に捉え、長期的な視点で組織的・計画的な対応をするためのものであること、定期的な加筆・修正が求められること、活用方法などについて説明しました。

 受講された先生方からは「改めて保護者への丁寧な対応の大切さを再確認できた。」、「関係する支援機関との連携という視点で教育支援計画を見直したい。」などの御意見をいただきました。また、今回初めてハイブリッド形式での実施となりましたが、「天候等の影響で参加できない場合があるため、オンラインで受講できるのはありがたい。」との声を複数聞くことができました。一方で、「集合形式では他市町村学校の先生方と情報共有できる機会となった。」などのお言葉もいただきました。

 今年度、本セミナーは本校を会場として全6回(うち1回は北海道教育庁留萌教育局主催)開催しました。微力ながらも留萌管内の特別支援教育の専門性向上に御力添えできていますと幸いです。1年間ありがとうございました。

令和6年度(2024年度)留萌管内特別支援教育専門性向上セミナー

 12月 5日(木)、「特別支援教育専門性向上セミナー(4回目)」を実施し、5名の先生方に御参加いただきました。

 今回は「特性に応じた手立て」をテーマとして、「アセスメントの重要性」、「手立てと期待される変容」についての講義を本校の特別支援教育専任コーディネーター2名が担当させていただきました。

 講義では、アセスメントをとおして対象幼児・児童・生徒の「苦手さ」や「困り感」だけでなく、「良さ・強み」や「認知などの特性」を多面的に把握することが大切であり、全体像を明らかにして手立てを講じていく必要性についてお話しました。また、事例検討をとおして、アセスメントや行動分析を実践し、実際に特性に応じた手立てを考えていただきました。

 次回は1月14日(火)に今年度最後のセミナーを予定しております。改めて参加申し込みを集約させていただこうかと考えておりますので、多くの方に御参加いただけますと幸いです。

 

校内研修会を行いました

 12月4日(水)に教職員の校内研修を実施しました。今回は、北海道教育庁学校教育局 特別支援教育課特別支援教育指導係課長補佐 山内 功 様 から「新学習指導要領等に基づいた授業づくりについて」「教育課程の編成・実施・評価・改善について」をテーマにご講演をいただきました。本校では現在、来年度の教育課程の再編に取り組んでいるところですが、教育動向や学習指導要領の主旨を踏まえながら、考えるべき視点を投げかけていただきました。また、他校の実践をご紹介いただき、「個別最適な学びや協働的な学び」の本質となる実践に触れることができました。今回ご講演いただいた内容を生かして、教職員一同、来年度の教育課程の再編に向かっていきたいと思います。

校内研修会が行われました

 9月20日(金)13:45~15:55、本校体育館にて、校内研修会が行われました。講師は北海道雨竜高等養護学校 教諭 佐藤 寛人様、札幌大学地域共創学群教授 小嶋 義勝様をお招きし、教育課程に対する理解を深め、今後の実践に生かすことを目的として全教員出席のもと行いました。

 まず、北海道雨竜高等養護学校 佐藤様より、「同僚性」について、ご自身が実際に経験なさった“先輩教師”の言葉掛けから学んだこと・考え方についてお話いただきました。その後、本校と雨竜高等養護学校について、本校のYouTubeチャンネルの画像をご使用いただきながら、マスコットキャラクターの違いから教室、作業の実習室、寄宿舎、学校を取り巻く自然環境などのハード面の違いについてお話いただいた後、雨竜高等養護学校の教育課程についてお話いただきました。特に、「働き続けられる人の6観点」「全職員で共有している『指導のつぼ』」、年次が上がるごとに作業学習の割合が増加しつつも、生活単元学習にかける割合も同時に増加していく、生徒の卒業後の「より良い生活」と「より良い生き方」を目指した教育課程、全学科の作業学習の取り組みの中で地域とつながる教育活動を行っていることについて強く印象に残りました。本校の教育課程編成の検討において参考にさせていただき、生かしていきたいと感じました。

 次に、札幌大学教授 小嶋様のお話の中では、「教育課程」そのものについて、職員ひとりひとりが改めて考える時間となりました。校訓「笑顔・助け合い・学び合い」を達成するには何が必要か、本校の学校教育目標にも含まれる「社会」で使える教科の力をどのように育むかなど、基本的なところから、本校の教育課程を考える上で貴重なご示唆をいただきました。

 このたびは、ご多忙の中、遠方より研修の講師を引き受け、足をお運びいただきまして、ありがとうございました。

令和6年度(2024年度)留萌管内特別支援教育専門性向上セミナー

 9月5日(木)、「特別支援教育専門性向上セミナー(3回目)」を実施し、11名の先生方の御参加をいただきました。

 今回は「就学の場」を大きなテーマとして、教務部長・主任より就学や進学に関することについての説明の後、実際に事例検討を行っていただきました。

 参加された先生方も担当している幼児・児童・生徒の適切な就学の場を考えることや実現することの難しさを感じていらっしゃる様子でした。

 今回のセミナーをとおして少しでもアセスメントの大切さを知っていただき、適切な就学へつながる支援ができるよう、今後も研修の機会を設けたいと考えております。

夏季校内研修会が行われました

 8月21日(水)本校体育館にて、夏季校内研修会が行われました。「知的障害教育における教育課程~実践作業学習 A to Z」と題し、北海道新篠津高等養護学校長の立田俊治様を講師に研修を行いました。

 立田校長には、昨年度の校内研修に引き続き、作業学習についての実践について数多くの資料や教具を持参いただき、充実した資料に基づいてお話いただきました。また、研究授業についても具体的に方法を提示していただき、現在研究授業・公開授業を実施していることもあり、職員の資質向上につながるお話を伺うことができたと感じています。

 本校の教育課程の見直しに向けても、本校の作業学習のありかたを考える上で、本日のお話は非常に考えさせられるものがたくさんありました。

 本日はご多用の中、遠方より足をお運びいただき、研修の講師をお引き受けいただきまして、ありがとうございました。

【PTA研修会】PTA研修会が行われました

 8月21日(水)本校体育館にて、PTA研修会が行われました。「寄宿舎教育について〜学校と寄宿舎の連携」と題し、北海道教育大学釧路校の小野川文子様をお招きして研修会が行われました。

 小野川先生は、東京で20年以上寄宿舎指導員として勤務され、その後大学での研究/調査から学んだことや経験に基づきお話いただきました。実際に行った、寄宿舎に入舎している高等養護学校の生徒への聞き取り調査や、生徒が生活上求めていること、「人と関わる力を育むこと」、「これまで難しかったことが『できた』という実感、経験が生徒にとっての自信につながること」、「自分でなんでもできるようになることを目指すのではなく、信頼できる人に頼りながら生きていく自信が自立への意欲に繋がる」など、学校職員、寄宿舎職員ともに非常に有意義な学びとなりました。早速2学期から、多くのお言葉を心に刻んで指導や支援に生かしていきたいと思います。

 本日はご多忙の中、遠方より、研修の講師を引き受けていただき、足をお運びいただきまして、ありがとうございました。

【地域支援部】令和6年度(2024年度)留萌管内特別支援教育専門性向上セミナー

 8月19日(月)、管内小中学校等の先生方を対象として「特別支援教育専門性向上セミナー(2回目)」を実施し、10名の先生方の御参加をいただきました。

今回は「WISC-IV知能検査」をテーマとして、本校特別支援教育専任コーディネーターより検査の概要について話した後、グループでの模擬検査や事例を用いた検査結果の分析などを行っていただきました。「実際に検査器具に触れたり、検査結果の読み取り方について学んだりしたことで貴重な体験ができた。」などの感想をいただきました。

【地域支援部】夏季研修会

 令和6年7月29日、本校教職員等を対象として校内研修を実施しました。講師に特定非営利活動法人 ウェルアナザーデザイン 小野 尚志 氏を御招きし、「いじめ防止について・望ましい人間関係の構築に向けた指導方法について」をテーマとして御講演いただきました。

 アイデンティティの確立、心理学的な手立てやアクティビティ、実際にどのような児童・生徒さんと関わってきたかなど御自身の体験を踏まえながら福祉の視点でお話いただきました。教育ではなく福祉目線での話を聞くことで新鮮さを感じるとともに、改めて教育と福祉の密接さや連携の大切さを確認できた職員も多かったかと思います。今回の学びを日々の指導や支援に生かしていきます。