第26回卒業証書授与式を行いました

 朝からマイナスの気温でしたが、明るく、やさしい日差しがさしこみ、卒業生の未来を明るく照らすようなこの日、本校第26期生の卒業証書授与式が行われました。ご来賓、保護者の皆様のご臨席のもと、9名の卒業生が立派に巣立っていきました。

 学校長からは、「新型コロナウイルスによる学校行事の縮小や変更がありながら、夢に向かって挑戦することができました」「人生はこれから。幸せな人生を歩んでほしいと思います。どんなときでも学び続ける人に明るい未来はやってきます」という言葉、PTA会長からは、「社会に出て、悩み、失敗することもあると思いますが、仲間と過ごした日々を思い出して頑張ってください」という言葉がありました。2年生の代表による送辞では、「今、先輩がたとの思い出を振り返ると、いつも背中を押してくださったことを思い出します。夢の実現のために努力することの尊さ、厳しさを私達に示してくれました」と、これから本校の伝統を卒業生より引き継ぎ、努力することを力強く誓いました。卒業生代表の答辞では「入学したとき、親元を離れての生活が不安でしたが、話しやすい仲間とともに少しずつ慣れ、様々な経験から成長することができました。1・2年生の皆さんは、それぞれの進路に向かって頑張ってください。そして、悩んだときは先生方や仲間に相談して解決できるようにしてください。学校で学んだことを生かし、社会に出て1つ1つの困難に立ち向かっていきます」と、3年間を振り返りながらも力強く後輩にエールを送り、保護者への感謝の言葉を述べています。

 式歌「群青」の合唱で会場は新たな旅立ちを祝う雰囲気となり、さらに、退場の際は、「世界で一つの輝く光になれ」という、担任団からのメッセージがこもったBGMが流れる中、会場をあとにしました。卒業生・担任団は、それぞれこの3年間を振り返り、楽しかったこと・苦しかったこと様々なことを思い出しながら歩く最後の花道で、気持ちが溢れ出したことでしょう。

 最後に在校生・職員の見送りでは、廊下を歩く卒業生に紙吹雪でお祝いする1年生、花束や部活動の寄せ書きを渡す2年生が、卒業生を見送りました。最後は生徒玄関に全校生徒・職員が集結し、写真を撮ったり、言葉を交わしたりするなどして、仲間・先輩・後輩との最後の別れを惜しみました。

 卒業生の皆さん、改めて、ご卒業おめでとうございます。本校HPには学校での様子を随時掲載しますので、母校のことをふと思い出したときにはぜひこのHPを見て後輩がひたむきに頑張る姿とともに、小平高等養護学校で学んだことを思い出し、自ら決めた道をまっすぐ進んでいってほしいと思います。本校教職員一同、応援しています。