2024年9月の記事一覧
校内研修会が行われました
9月20日(金)13:45~15:55、本校体育館にて、校内研修会が行われました。講師は北海道雨竜高等養護学校 教諭 佐藤 寛人様、札幌大学地域共創学群教授 小嶋 義勝様をお招きし、教育課程に対する理解を深め、今後の実践に生かすことを目的として全教員出席のもと行いました。
まず、北海道雨竜高等養護学校 佐藤様より、「同僚性」について、ご自身が実際に経験なさった“先輩教師”の言葉掛けから学んだこと・考え方についてお話いただきました。その後、本校と雨竜高等養護学校について、本校のYouTubeチャンネルの画像をご使用いただきながら、マスコットキャラクターの違いから教室、作業の実習室、寄宿舎、学校を取り巻く自然環境などのハード面の違いについてお話いただいた後、雨竜高等養護学校の教育課程についてお話いただきました。特に、「働き続けられる人の6観点」「全職員で共有している『指導のつぼ』」、年次が上がるごとに作業学習の割合が増加しつつも、生活単元学習にかける割合も同時に増加していく、生徒の卒業後の「より良い生活」と「より良い生き方」を目指した教育課程、全学科の作業学習の取り組みの中で地域とつながる教育活動を行っていることについて強く印象に残りました。本校の教育課程編成の検討において参考にさせていただき、生かしていきたいと感じました。
次に、札幌大学教授 小嶋様のお話の中では、「教育課程」そのものについて、職員ひとりひとりが改めて考える時間となりました。校訓「笑顔・助け合い・学び合い」を達成するには何が必要か、本校の学校教育目標にも含まれる「社会」で使える教科の力をどのように育むかなど、基本的なところから、本校の教育課程を考える上で貴重なご示唆をいただきました。
このたびは、ご多忙の中、遠方より研修の講師を引き受け、足をお運びいただきまして、ありがとうございました。
令和6年度(2024年度)留萌管内特別支援教育専門性向上セミナー
9月5日(木)、「特別支援教育専門性向上セミナー(3回目)」を実施し、11名の先生方の御参加をいただきました。
今回は「就学の場」を大きなテーマとして、教務部長・主任より就学や進学に関することについての説明の後、実際に事例検討を行っていただきました。
参加された先生方も担当している幼児・児童・生徒の適切な就学の場を考えることや実現することの難しさを感じていらっしゃる様子でした。
今回のセミナーをとおして少しでもアセスメントの大切さを知っていただき、適切な就学へつながる支援ができるよう、今後も研修の機会を設けたいと考えております。
研修会等の様子
令和7年度留萌管内特別支援教育専門性向上セミナー
8月19日(火)本校にて留萌管内特別支援教育専門性向上セミナーを行い、教育に携わる15名の方々に御参加いただきました。今回は「発達検査(テストバッテリー:改訂版鈴木ビネー知能検査、PVT-R絵画語い発達検査、S-M社会生活能力検査)」、「就学相談」をテーマとして本校の特別支援教育コーディネーター2名が講義及び模擬検査を実施しました。
検査については、概要についての講義や模擬検査だけでなく結果の分析方法についても説明したことで、実際に器具に触れるだけでなく検査結果の求め方や解釈の仕方について分かり、「検査は難しいが興味深かった。」や「テストバッテリーの結果のみ目にすることが多いため、解釈の仕方が分かり良かった。」などのお声をいただきました。
次回のセミナーは本校開校30周年記念事業と併せて公開授業研究会を予定しておりますので、多くの方に参加いただけますと幸いです。
北海道小平高等養護学校
078-3442 北海道留萌郡小平町字鬼鹿田代577-2
TEL:0164-57-1203
FAX:0164-57-1204
Mail:onne@hokkaido-c.ed.jp