おんねの丘から

筋力測定が行われました

 冬季の体力つくりでは毎月、筋力測定を行っています。腕立て伏せ、足上げ腹筋、反復横跳びをそれぞれ30秒間、2セット行い、多い方の記録をその月の記録として記録しています。

 今年度は12月に1回目の筋力測定が行われ、2/16(金)に2回目が行われました。全校生徒が体育館に集まり、記録表で12月の記録を確認してその記録を超えることを目標に、熱心に取り組んでいました。中には前日の体力つくりの筋肉痛を引きずり、「腕が痛いです」などと訴えている生徒もいましたが、最後まで諦めることなく、どの生徒も取り組んでいました。

卒業生を送る会が行われました

 2月14日(水)3・4時間目、3月に卒業を控えた3年生をお祝いする「卒業生を送る会」が行われました。

 1学年はそれぞれの生徒が考えたメッセージ動画とイラスト、2学年は某RPGを彷彿とさせるストーリー仕立てのメッセージ動画と躍動感のあるダンスで3年生をお祝いしました。

 3学年の木工科と窯業科は卒業制作の製品発表、クリーニング科は1年間の受注品の集計と校外作業の紹介を行いました。そして、1学年と2学年に向けて手話での卒業式の式歌「群青」の発表もありました。

 途中の休憩時間には生徒同士で写真を撮り合って交流するなどの姿もあり、沢山の思い出を作ることができた会となりました。

書き初めを行いました

 1~3年生、それぞれの国語の授業の中で書き初めを行いました。毛筆になかなか親しみのない現代ですが、本校では毎年この時期に全学年書き初めの授業を行っています。

 今年1年の抱負やモットーなどを四字熟語で書くこととなっており、筆に墨を付け、それぞれ味のある文字を書いていました。3年生は行書にチャレンジする生徒もいて、レベルの高さも感じましたし、繰り返し納得のいくまで書き続ける生徒もいました。

 書かれた書き初めは各学年の廊下に掲示されています。今年の抱負をいつも心に刻み、学校生活を送ってほしいと思います。

3年間の作業学習が終わりました

  2/15(木)2時間目から6時間目、3学年の作業学習が卒業前最終回を迎えました。作業の様子と、3年生の声をご紹介します。

 木工科では、最後まで製品であるカッティングボードの研磨や、実習室に掲示する「不撓不屈」という漢字を糸のこで切るという作業を行っていました。「3年間、いろんな壁にぶつかったけれど、作業最後の1日が一番楽しくて、最高です」「3年間、一番楽しかった作業は糸のこです」「糸のこは線からずれないようにすること、研磨は角を落とす作業や割れているところまできれいに研磨することなど、最後まで諦めずに取り組むことができました」と話していました。

 クリーニング科は2年生の生徒と合同で受注を受けたYシャツクリーニングを行っていました。史上最多、25枚のYシャツを分担して、受注に出してくださった先生のところまで配達していました。「作業最終日を迎えて寂しいです。3年間、作業がとても楽しかったので、まだ作業やりたい気分です」と話していました。職員室へ配達に来た際には、「たくさんの先生方にクリーニングの受注に協力していただき、ありがとうございました。Yシャツクリーニングが好きでした。3年間ありがとうございました」と大きな声でさわやかに挨拶をし、先生方から大きな拍手をもらっていました。

 窯業科も最後の最後まで、よりづくりでのレギュラーボウルの製作を行っていました。「最終日という実感がわかないです」「3年間で一番難しかった作業はよりを伸ばすことです」「卒業制作の花器が上手にできてよかった」「釉薬掛けが苦手でしたが頑張りました」「本当に最後なんだな、という気持ちとまだ作業をしたいという気持ちがあります。卒業したら道具を一式買って家でもやってみたいと思っています」と夢を語る生徒もいました。

 3年間の作業学習で身に付けた働く力を生かし、4月からはそれぞれの場所で、元気に自分らしく生き生きと活躍してくれることを期待しています。

総合成果報告会が行われました

 2月9日(金)3・4時間目、1年間の総合的な探求の時間で学んできた内容を発表する、総合成果報告会が行われ、保護者の参観のもと行われました。

 1学年は「地域を知ろう」というテーマのもと、旧花田家番屋、古枝水産、鬼鹿厳島神社を見学し、学習を進めてきました。学習を通して、小平町は「自然がたくさんあり、ホタテや魚がとれる街」、「松前神楽が今でも続いていること」、「小さな街でも楽しく過ごせる街」であることを知ることができました。

 成果報告会当日は、学習した内容と学んだことについて堂々と報告することができました。また、クイズでは報告者が楽しい雰囲気をつくり、盛り上げることができました。

 2学年の総合的な探求の時間のテーマは「地域をPRしよう」です。今年度は道の駅の地域連携機能に着目し、「道の駅おびら鰊番屋」にスポットを当てたパンフレットを作製しました。2回の現地調査を経て、生徒が自分の担当ページを個性豊かに表現し、とても楽しいパンフレットが完成しました。成果報告会では、自分たちで台詞や構成を考えて発表することができました。パンフレットは、「道の駅」や「群来る」などに設置される予定です。ぜひ手に取ってご覧いただけば幸いです。

 3学年は「地域に貢献する」をテーマに1年間学習を進めました。これまでお世話になった鬼鹿という町に対して何ができるだろうかを考え、「神社祭のお手伝い」と「環境美化ポスターの作成」を行いました。

 毎年7月頃に開催されている神社祭に向けて、道路の飾り付けを例年本校の3年生が担当させていただいています。「神社祭が盛り上がって欲しい」「参加した人が笑顔になってほしい」という願いを込めて、丁寧に花飾りを取り付けました。

 また、町内を散策している中で海にごみがたくさん流れ着いていることに気づきました。毎年たくさんの海水浴客が訪れる鬼鹿ツインビーチが、もっときれいに、みんなが楽しめる場所になってほしいという願いを込めて、環境美化ポスターを3枚作りました。こちらは本校のホームページにアップロードしていていつでも見られるようになっています。

 本校の特色のひとつでもある、「鬼鹿とのつながり」を1~3年生それぞれ実際に目で見て、肌で感じながら学ぶことができたと思います。来年度も引き続き、地域での学びの機会を大切に、本校での学習に取り組んでいってほしいと思います。

 

第5回全校朝会が行われました

2月5日(月)2時間目、今年度最後の全校朝会が行われました。今回は各委員会の活動報告と情報モラルについての講話を行いました。

 各委員会の活動報告では、生徒会長をはじめ、各委員会の代表が今年度の活動内容や成果を報告しました。どの委員会も1年間計画どおりにすすめることができたようです。全校生徒は各委員会の活動報告に静かに耳を傾けていました。

 情報モラルについては、本校ICT担当の教諭が講話を行いました。特に、スマホの使いすぎや依存について、インターネット上の出会いについて、闇バイトについて、実際の事件や生徒の身に起こりうる内容を盛り込んだ話を聞き、教諭からケースごとに出されたGoogleフォームの質問に、1人一台端末のiPadで回答する等の活動にも取り組みました。教諭からの投げかけに対し、自分から発言する生徒も多く、高い関心があることが感じられました。

スマートフォン等の使い方に関して、心配なことがあればいつでも相談に乗り、トラブルを未然防止できるよう、学校全体で取り組んでいけたらと思います。また、生徒自身が自分で自分の身を守ることができるよう、トラブルに巻き込まれる前に回避できるよう、指導を継続していきます。

PTA研修会が行われました

 1/15(月)14:30~16:00、本校PTA主催のPTA研修会が本校体育館で行われました。「教育課程編成について~作業学習を中心に~」と題して、講師は、北海道新篠津高等養護学校長 立田俊治様にご講演いただきました。

 主に、作業学習の基本的な考え方、作業工程分析など、作業学習全般について、これまでの立田様の授業実践事例を交えてお話いただき、作業学習そのものの題材研究や作業工程分析を行うことで生徒への指導のアプローチを検討することなど、作業学習を「働く場」と生徒がいかに認識し、作業学習で学習していることが卒業後の生活に結びついているということを理解するように授業を組み立てる必要があるということを改めて深く考えさせられました。作業工程分析は実際に教材研究として必要なことと、改めて感じ、生徒の実態に応じてどのような支援が適切かは作業工程分析によって整理されるのではないかと感じました。

 立田様がおっしゃっていた、「青年期は働く活動に真剣に取り組む姿が美しい」という言葉に、非常に感激しました。指導者である教師が事業主・施設長の視点をもって生徒を指導するという視点をもち、学校での多くの学びが生徒の就労意欲につながるよう、今後の指導に熱心に取り組んで参りたいと思います。

 最後に、公務御多用の中、また、暴風雪という悪天候の中お越しいただきました立田俊治様には、遠く小平町鬼鹿まで足をお運びいただき、また、貴重なお話をいただきまして誠にありがとうございました。

3学期がはじまりました

 24日間の冬休みを終え、1/14(日)に寄宿舎に戻ってきた生徒たち。悪天候のため始業式当日の15日(月)も帰舎できていない生徒がいる中でしたが、楽しく充実した冬休み・お正月を過ごし、元気な姿で登校してきてくれました。

 始業式では校長より、「始業式・新年を迎え、生徒の皆さんが元気にこの場に集まってきていることを嬉しく思います。新年早々の災害や飛行機事故など、目を疑うような災害・事故がありましたが、本校は通常通り学校再開できたことを嬉しく思います。3学期も引き続き、好奇心・持続力・コミュニケーションを継続することで力になり、社会で生き抜く力を付けていってください。また、3年生にとっては、3学期は3年間のまとめとなりあっという間に過ぎますので、短い時間ですが卒業後の生活に向け準備をしてください」というお話がありました。また、1年生代表の言葉では、「冬休み中は規則正しい生活と計画的に勉強することを目標に過ごし、達成することができました。また、料理にも挑戦しました。3学期は挨拶と、相手に聞こえる声で話すこと、後輩の手本となるように頑張りたいです」と話していました。

 始業式終了後は、生徒会認証式が行われ、校長より新生徒会執行部に認証状が手渡されました。旧生徒会長の挨拶では「生徒会長としてたくさんのことを経験させてもらいました。これから後輩に引き継ぎ、生徒の皆さんとともに学校を盛り上げていってほしいです」と話していました。新生徒会長の挨拶では「学校がよりよくなるために、4つの約束をします。①生徒同士がお互いを支え合う学校にすること、②全校生徒の交流がさかんな学校にすること、③生徒の皆さんが輝ける体育大会や学校祭などの行事の運営を行うこと、④挨拶が活発な学校にすること。これらを達成できるよう、頑張ります」と話していました。

 始業式終了後は、各学年で学年集会が行われ、それぞれ生徒指導部、進路、学年主任から3学期意識して生活してほしいことなどを生徒にお話ししました。

 3学期はまとめの学期となります。1・2年生は進級に向けて、これまで身に付けてきた働く力をさらに強化すること、3年生は就労前最後の学校生活を有意義に過ごし、最後まで、高校生活の思い出を作ってほしいと思います。まだまだ寒い日が続きますので、体調管理に気を付けながら教育活動を進めて参ります。

2023年、ありがとうございました

 12月21日(木)に終業式を迎え、生徒の皆さんも悪天候の中、全員無事に帰省し、2023年も残りわずかとなりました。

 この1年間を振り返ると、4月に13名の新入生をお迎えして、全校生徒30名となって今年度がスタートしました。2・3年生は進級し、学校・寄宿舎、さまざまな場面で、小平での生活でわからないことだらけで不安な様子の1年生をフォローするような頼もしい場面もたくさん見られる、頼れる先輩となりました。

 6月の体育大会、7月の道の駅販売会、鬼鹿厳島神社例大祭への参加、海浜学習、5月(2年生)・9月(全学年)の現場実習、11月の学校祭・・・5月の新型コロナウイルスが5類に下がったことにより、感染対策は継続しつつも、昨年度までのコロナ対策を講じた上での教育活動からコロナ前の活動に一部戻したり、工夫したりしながら、地域の方々のお力添えをいただき、様々な教育活動を行ってきました。

 本校HPも今年度新システムに移行して、大幅リニューアルを行い、本校の教育活動や鬼鹿の魅力を発信すべく、生徒の皆さんの活動・学校生活が「見える」HPづくりを目指して、更新を行ってきました。毎日たくさんの閲覧ありがとうございました。

 本校の位置する留萌管内、小平町鬼鹿地区は、連日雪が降ったり、強い風が吹き、吹雪いたりと悪天候が続いております。どうか、運転や路面凍結、ホワイトアウトにはご注意ください。

 本校に興味をもち、本HPをご覧になってくださっている皆様、生徒の皆さん、保護者の皆様、地域の皆様にとって、2024年がよりいい年であることをお祈りいたします。また来年もどうぞよろしくお願いいたします。

【1学年】クリスマスコンサートが行われました

 12月21日(木)3時間目、本校2階のホールにて、1学年生徒による、ハンドベル・トーンチャイムのコンサートが行われました。

 生徒は音楽の授業で、コンサートに向けて繰り返し練習を行ってきましたが、猛吹雪で早めに帰省する生徒や、欠席している生徒もいたため、職員が一部手を貸しながら、なんとかコンサートを実施することができました。コンサートでは、12名の生徒・職員で「星に願いを」をトーンチャイムで演奏した後、5名の生徒・職員で「きよしこの夜」をハンドベルで演奏し、最後に6名の生徒・職員で「ホールニューワールド」をトーンチャイムで演奏しました。

 参観日となっていたこともあり、悪天候の中、保護者の皆様にも演奏を聴いていただき、たくさんの拍手をいただきました。