2023年10月の記事一覧

【寄宿舎】2学期 男子棟 外食会 

 10月19日(木)に男子棟の外食会を行いました。

 2学期の外食会は苫前町にある「とままえふわっと」さんのレストランにて御膳を頂いてきました。中々のボリュームの揚げ物に刺身、茶わん蒸し等、みんなで感染症対策をとりつつも、ワイワイ賑やかに食してきました。また一つ、いい思い出になってくれたらいいなと思います。

「小平の農業について」の講演をお聞きしました

 10月19日(木)4時間目、向井ファームなど複数の会社を経営されている、向井勝広様と、鬼鹿厳島神社宮司であり、小平町議会議員でもある瀧川司様をお迎えし、小平の農業について、小平で育て、出荷されているお米についての講演をお聞きしました。本校の総合的な探求の時間では、主に漁業、ホタテの養殖についての学習が主でしたが、「小平町は農業もさかんであることを知ってほしい!」ということで、実際に農家でお米を育ててらっしゃる向井様をお招きし、今回の講演会が実現しました。

 講演の中で、昭和40年代は北海道のお米はおいしくないということで人気がなかったこと、その後品種改良がなされ、きらら397などのお米に人気が出て、ゆきひかり・ゆめぴりか・ななつぼしなどの人気の品種のお米が育てられるようになり、北海道米が北海道内外をとおして人気になったこと、また北海道でも温暖化が進み、お米の栽培に合う気候になり、小平町でも米農家が増えた、というお話がありました。小平地区、達布地区でつくれられており、特に小平は土地が粘土質で稲作には合うということでした。

 また、お米の他にも、小平牛の歴史についてもお話いただきました。平成初期に国からの交付金で福島県から和牛を数十頭買って育てたことに始まり、今では、血統がいいということで、最高ランクのA5ランクの和牛と言われているということでした。

 ご講演の後、生徒や職員から質疑応答が行われました。「お米を精米してからどこで売っているか」、「具体的に小平のお米を買うことができるお店はあるか」、「他に育てる予定の作物はあるか」、「お米を作るうえで困ることはあるか」、「小平町内でお米を卸している飲食店はあるか」、「さまざまなお仕事をしている中で大切にしていることはあるか」などといった質問がなされました。どの質問にも丁寧にお答えいただき、たくさんの学びを得ることができました。何より、「いろんな仕事をしているけれど、農業が一番楽しい!」と笑顔でお話される向井様の一言には、心を打たれ、生徒に「働くことの楽しさ」が伝わっていたらと思います。

特に強くおっしゃっていたのは、現在、農業も酪農(和牛センター)も人手不足で、農業や酪農に興味をもってくれる生徒がいれば・・・というお話もありました。

 最後に生徒会副会長より、講演のお礼に作業学習で製作した製品のプレゼントと謝辞が述べられました。

 また、今回お米の寄贈があり、ゆめぴりか・ななつぼし20kgを講演会当日の給食でいただきました。光輝くお米にうっとりする生徒・職員、口に入れた瞬間、笑みがこぼれる生徒、「おいしい」と思わず声の出る生徒など、喜びの声が聞こえました。この日の給食が鮭のちゃんちゃん焼きだったこともあり、おいしいご飯にはぴったりなおかずで山盛りのごはんをじっくり味わう生徒・職員ばかりでした。

 最後に、講演していただきました向井様、農業に従事されている方々と本校とのご縁を繋げてくださった瀧川様にはお礼申し上げます。お忙しい中、ありがとうございました。

現場実習決意発表会・報告会が行われました。

 去る9月8日に、全校で現場実習決意発表会が行われました。1年生は4日間、2年生は2週間、3年生は4週間(前提実習)に向けて、自分の目標や克服したいこと等をステージ上でそれぞれ発表しました。実習の目標や意気込みを大きな声で発表し、実習への意欲を感じました。ステージ横には、生徒の名前、顔写真と実習先の写真がスクリーンに映し出されていました。

 

 10月13日には、保護者の皆様の参観の中で、現場実習報告会が行われました。それぞれ目標が達成できたかどうか、今後どのようなことに努力していくか、2・3年生の中には自宅以外の場で生活を送りながら実習に取り組んでいた生徒もいたため、その点についても発表がありました。

 最後に校長から、以下のお話をいただきました。

 

社会に出て仕事をすると報酬がもらえ、やりがいを感じるようになる。

会社や事業所で働くことができるのは,働いてもらいたいと必要とされている証である。

人間は、必要とされていることに喜びを感じ、喜びの中でもっとできるようになりたいと成長する。

そうすると、仕事をしていること自体に喜びを感じ、人に感謝されることに豊かに生きていることを実感する。

いろんな考え方や見方ができる人として成長することができ、豊かに生きることにつながる。

今回の経験(現場実習)でどんなことを感じたか。それぞれ、考えてみてほしい。

 

 各学年それぞれ、1年生は初めて働くということを「知り」、2年生は自分が将来働きたいと思える仕事を「見つけ」、3年生は卒業後の就労先を「決める」ことができたでしょうか。進級・卒業までに自分と向き合いながら、学校生活・寄宿舎生活に励んでほしいと思います。

夏期体力つくりが終了しました

 今週いっぱいで夏期の体力つくり(校外ランニング、ペースランニング)が終了となりました。鬼鹿の海や様々な植物、虫などの生き物を見ながら(時には避けながら)、季節を感じるコースを走ってきました。暑いときも、肌寒いときも、自分自身の体力向上のために、自分のペースで一生懸命走りきる姿はどの学年も、素晴らしいものでした。今週は天候も悪く、水曜日の校外ランニングをもって、今期の外での体力つくりは終了となりました。3年生にとってはこれが高校生活最後の外での体力つくりとなりました。半年後に卒業を迎えますが、3年間、このきつい坂道のあるコースに挑み、力をつけてきたことを糧に、卒業後もランニングやウォーキングなど、外で体を動かすことを続けてもらえたらと思います。

 来週から学校祭の特別時間割が始まりますので、体力つくりはしばらくお休みとなります。学校祭が終わってからはまた室内で、冬期は筋力トレーニングとエアロビクスのトレーニングを行っていきます。「働く力」の1つである、体力向上のために体力つくりに励んでもらえたらと思います。

【1学年】現場実習

 9月25日から9月28日までの4日間、小平町鬼鹿の企業・福祉事業所での現場実習・校内実習を行いました。

 9月11日(月)から4日間行われた終日作業で「長時間働く」ということを初めて経験した1年生。終日作業でさらに明らかになった自らの課題と向き合いながらも、自分の得意なところは引き出しながら、実際に働く現場で働くことに挑戦しました。入学してから約半年。日々の学校生活や作業学習で身に付けてきた力を発揮することができた生徒、新たな課題や目標が見つかった生徒など、様々いたようですが、4日間終えた生徒の表情を見るとやりきった表情を見せてくれる生徒が多くいました。

 今回の経験を糧にして、また作業学習を中心とした授業の中で働く力 をつけていってほしいと思います。

 今回の現場実習にあたり、実習の受け入れに御協力いただいた、小平町鬼鹿の事業所や企業の皆様、ありがとうございました。