おんねの丘から

3学期がはじまりました

 24日間の冬休みを終え、1/14(日)に寄宿舎に戻ってきた生徒たち。悪天候のため始業式当日の15日(月)も帰舎できていない生徒がいる中でしたが、楽しく充実した冬休み・お正月を過ごし、元気な姿で登校してきてくれました。

 始業式では校長より、「始業式・新年を迎え、生徒の皆さんが元気にこの場に集まってきていることを嬉しく思います。新年早々の災害や飛行機事故など、目を疑うような災害・事故がありましたが、本校は通常通り学校再開できたことを嬉しく思います。3学期も引き続き、好奇心・持続力・コミュニケーションを継続することで力になり、社会で生き抜く力を付けていってください。また、3年生にとっては、3学期は3年間のまとめとなりあっという間に過ぎますので、短い時間ですが卒業後の生活に向け準備をしてください」というお話がありました。また、1年生代表の言葉では、「冬休み中は規則正しい生活と計画的に勉強することを目標に過ごし、達成することができました。また、料理にも挑戦しました。3学期は挨拶と、相手に聞こえる声で話すこと、後輩の手本となるように頑張りたいです」と話していました。

 始業式終了後は、生徒会認証式が行われ、校長より新生徒会執行部に認証状が手渡されました。旧生徒会長の挨拶では「生徒会長としてたくさんのことを経験させてもらいました。これから後輩に引き継ぎ、生徒の皆さんとともに学校を盛り上げていってほしいです」と話していました。新生徒会長の挨拶では「学校がよりよくなるために、4つの約束をします。①生徒同士がお互いを支え合う学校にすること、②全校生徒の交流がさかんな学校にすること、③生徒の皆さんが輝ける体育大会や学校祭などの行事の運営を行うこと、④挨拶が活発な学校にすること。これらを達成できるよう、頑張ります」と話していました。

 始業式終了後は、各学年で学年集会が行われ、それぞれ生徒指導部、進路、学年主任から3学期意識して生活してほしいことなどを生徒にお話ししました。

 3学期はまとめの学期となります。1・2年生は進級に向けて、これまで身に付けてきた働く力をさらに強化すること、3年生は就労前最後の学校生活を有意義に過ごし、最後まで、高校生活の思い出を作ってほしいと思います。まだまだ寒い日が続きますので、体調管理に気を付けながら教育活動を進めて参ります。

2023年、ありがとうございました

 12月21日(木)に終業式を迎え、生徒の皆さんも悪天候の中、全員無事に帰省し、2023年も残りわずかとなりました。

 この1年間を振り返ると、4月に13名の新入生をお迎えして、全校生徒30名となって今年度がスタートしました。2・3年生は進級し、学校・寄宿舎、さまざまな場面で、小平での生活でわからないことだらけで不安な様子の1年生をフォローするような頼もしい場面もたくさん見られる、頼れる先輩となりました。

 6月の体育大会、7月の道の駅販売会、鬼鹿厳島神社例大祭への参加、海浜学習、5月(2年生)・9月(全学年)の現場実習、11月の学校祭・・・5月の新型コロナウイルスが5類に下がったことにより、感染対策は継続しつつも、昨年度までのコロナ対策を講じた上での教育活動からコロナ前の活動に一部戻したり、工夫したりしながら、地域の方々のお力添えをいただき、様々な教育活動を行ってきました。

 本校HPも今年度新システムに移行して、大幅リニューアルを行い、本校の教育活動や鬼鹿の魅力を発信すべく、生徒の皆さんの活動・学校生活が「見える」HPづくりを目指して、更新を行ってきました。毎日たくさんの閲覧ありがとうございました。

 本校の位置する留萌管内、小平町鬼鹿地区は、連日雪が降ったり、強い風が吹き、吹雪いたりと悪天候が続いております。どうか、運転や路面凍結、ホワイトアウトにはご注意ください。

 本校に興味をもち、本HPをご覧になってくださっている皆様、生徒の皆さん、保護者の皆様、地域の皆様にとって、2024年がよりいい年であることをお祈りいたします。また来年もどうぞよろしくお願いいたします。

【1学年】クリスマスコンサートが行われました

 12月21日(木)3時間目、本校2階のホールにて、1学年生徒による、ハンドベル・トーンチャイムのコンサートが行われました。

 生徒は音楽の授業で、コンサートに向けて繰り返し練習を行ってきましたが、猛吹雪で早めに帰省する生徒や、欠席している生徒もいたため、職員が一部手を貸しながら、なんとかコンサートを実施することができました。コンサートでは、12名の生徒・職員で「星に願いを」をトーンチャイムで演奏した後、5名の生徒・職員で「きよしこの夜」をハンドベルで演奏し、最後に6名の生徒・職員で「ホールニューワールド」をトーンチャイムで演奏しました。

 参観日となっていたこともあり、悪天候の中、保護者の皆様にも演奏を聴いていただき、たくさんの拍手をいただきました。

2学期が終了しました

 本日、2学期終業式が行われました。校長からは、「興味関心をもつこと、様々なことにチャレンジすること、コミュニケーションの力は社会に出たときに大切なことである。学ぶ意欲を忘れず、いい冬休みにしてほしい」という話があり、生徒の皆さんはしっかりとした姿勢で聞いていました。

3年生の代表生徒のお話では、「2学期頑張ったことは現場実習でした。慣れない仕事でしたがスピードを重視して作業することができました。困ったときの周囲への相談は以前よりはできるようになりましたが、より確実にできるように、卒業までの2ヶ月間取り組んでいきたいです」と、話をしていました。

終業式終了後、絆づくりメッセージコンクールの表彰が行われました。先日留萌教育局長が来校し、直接表彰を受けましたが、管内最優秀賞の木工科1年、奨励賞の木工科3年・クリーニング科3年が、再度全校生徒の前で校長より表彰がありました。

明日から24日間の冬休みに入ります。毎日寒く、吹雪・大雪が続く日々ですが、体調には十分気をつけて過ごしてもらえたらと思います。1/14(日)の開舎日・15日(月)の3学期最初の登校日には、元気な姿で帰舎・登校してくるのを、教職員一同お待ちしております。

第4回全校朝会が行われました

 12月11日(月)1時間目、全校朝会が行われました。まず養護教諭より、感染症の予防、手の正しい洗い方について動画を交えてのお話しがあり、その後、生徒指導部より、冬休みの過ごし方についてのお話がありました。特に情報モラルについて、詳しくお話があり、生徒は配られたプリントを見ながら、真剣に聞いていました。

 本校は12月21日(木)に終業式、22日(金)から1月14日(日)まで冬季休業となります。有意義な休みとなるよう、また、来週2学期の締めくくりをして気持ち良く休みに入ることができるよう、体調に気をつけながら過ごしてほしいと思います。

絆づくりメッセージコンクールで入賞しました

 12月5日(火)午前中、絆づくりメッセージコンクールで入賞した、木工科・クリーニング科3年生と、木工科1年生を表彰するため、留萌教育局長が来校されました。

 今年度入賞したのは、絆づくりメッセージコンクール・ことば団体部門で、木工科1年の、『「私は大丈夫」だけど本当は「助けてほしい」』が最優秀賞、木工科・クリーニング科3年生の、「居場所は絆 みんなで力を合わせて 頑張ろう」が奨励賞を受賞し、木工科実習室で留萌教育局長から直接表彰状をいただきました。

生徒会役員選挙が行われました

 12月5日(火)6時間目、生徒会役員選挙立会演説会・投票が行われました。会長1名、副会長1名、庶務2名で構成される生徒会執行部。1・2年生の生徒がそれぞれの役職に立候補し、立会演説を行いました。

 全校生徒を支えたい、交流をさかんにしたい、行事をさかんにしたい、挨拶が活発な学校にしたい、笑顔が飛び交う学校にしたいなどと、様々な公約を述べ、アピールしていました。

 その後、会議室に投票所を開設し、3学年の選挙管理委員2名の立会のもと、投票券を持参した生徒たちが順番に、投票したい候補者名を記入台で記入し、投票しました。投票箱は小平町よりお借りしており、実際の地域の選挙に近い形で行い、生徒が体験できるようにしています。

 それぞれの役職に対し、候補者1名のため、信任投票となりました。新たに生徒会役員になった生徒の皆さんには、学校をよくするために頑張ってほしいと思います。

【寄宿舎】2学期 女子棟 外食会

 11月16日(木)に女子棟の外食会を行いました。

 2学期の外食会は小平町にある「レストハウス理尾」さんにて頂いてきました。中々のボリュームのから揚げ、とんかつ、ラーメン、ハンバーグ等みんなでワイワイ賑やかに食してきました。

キンボールを行いました

 11月20日(月)3・4校時目の保健体育で、全学年合同でキンボールを行いました。講師は、小平町スポーツ推進委員の大滝様と、小平町B&G海洋センター職員の伊藤様です。

 キンボールは直径122cmと大きいももの、重さは1kgもないボールを使って戦う競技です。

 ボールの扱い方やゲームのルールを確認し、怪我に注意しながら楽しく取り組んでいました。

卒業生講話が行われました

 11月17日(金)、本校を今年3月に卒業し、現在NPO法人就労支援B型事業所ライズ(札幌市)で就労し、グループホームで生活している僧都さんと、サービス管理責任者の千葉様が来校し、卒業生講話をしていただきました。

 まずは僧都さんの在校時の様子の写真を何枚かスクリーンにうつすと、懐かしく内容を説明する様子が見られました。ライズ様では、ペッ トボトルのリサイクルを主に行っており、僧都さんも働いています。実際に働いている様子の動画を見ながら、細かく作業内容の説明をしていただきました。中には3つのことを同時に見ながらこなさなければならない仕事もあり、在校生からは「すごい」などと歓声があがっていました。僧都さんは、「すごいな、こんな風に見えているんだ」と、僧都さんにとっても自分の働く姿を客観視する、良い機会になったのではないかと思います。

 グループホームについては、1人部屋で、規則正しい生活をしているとのことでした。部屋には、本校での思い出の品々が沢山飾られていたのが印象的でした。金銭帳を付けており、無駄遣いしないように気を付けているとのお話をしてくださいました。グループホームにはいくつかルールがあり、それを守りながらの共同生活ですが、お誕生日にはパーティを開いてくれて、リクエストしたメニューを用意してくださったり、鍋や焼き肉など1人ではなかなか食べにいけないもの、海鮮丼などの豪華なメニューが出る日もあったりするとのことでした。服薬に関しても、服薬カレンダーを活用し、飲み忘れることのないように自分で管理しているとのことでした。

 事前に在校生が用意した質問にいくつか答えてくださいました。

 身に付けておくとよい力は「状況判断・周囲を見て安全判断する力」。今後の目標は「工場長に認められ、B型の作業を制覇すること」。「高校時代、日曜日、坂を登るのがしんどかった」、「小平での生活は社会に向けた土台作り。体力つくり、作業学習をとくに頑張ってほしい」、「在学中やっておけばよかったことは、自分の悩みを考えて解決できるようになること」、「ライズでの仕事をとおして、循環の輪(SDGs)に関わることができていることが嬉しい」「笑顔の挨拶は好かれやすい」「敬語は当たり前」「人生の目標は移行支援に進んで、社会人としての力を付け、一般就労を目指していきたい」と卒業前と変わらない希望に満ちた笑顔で話していました。

 僧都さんと千葉さんのお話の中で、「全体・周りの状況をよく見て仕事をすること」「笑顔」「社会貢献」「自分が言われたら嫌なことは他人に絶対にしない」とのお話をお聞きしました。このお話は生徒だけではなく、私ども社会人・教員にも当然として必要とされる力であり、深く考えさせられました。また、僧都さんは事業所でもグループホームでも本校の先輩がいるため、困ったときには頼ったり、休日に出かけたりすることもあるとのことで、小平のつながりが、遠く札幌でもつながって、助け合いながら自立に向けて生活しているということがとても嬉しく感じました。

 最後に、大変お忙しい中、NPO法人就労支援B型事業所ライズ 僧都さん、サービス管理責任者の千葉様には遠く鬼鹿まで足をお運びいただき、貴重なお話をいただきましてありがとうございました。生徒の皆さんも自らの未来に向けて、今回のお話を参考にしてもらえたらと思います。