カテゴリ:作業学習

学科オリエンテーションが行われました

 4月12日(金)2・3時間目に、学科に分かれて、学科オリエンテーションが行われました。

 木工科は全学年で安全に気をつけて作業を行うなど共通の確認事項を学習しました。また、各学年で意識して作業して欲しいことを確認しました。

 窯業科は、オリエンテーションの最初に「なぜ、この学校に入学したのか?」「なぜ、この作業をするのか?」「働くとは?」という問いを投げかけてみました。すると、3年生や2年生だけでなく、1年生からも積極的に自分の意見を発表する様子が見られました。

 窯業科の販売会や作業学習の流れを説明した後は、上級生が見本となり実際に入退出などの練習、最後に全員で窯業実習室の清掃を行いました。

 クリーニング科は2,3年生でオリエンテーションを行いました。自己紹介で新しくクリーニング科に所属になった先生と交流を深めた後、今年の校外作業の予定や、クリーニング科の全ての作業種の内容、作業学習を通して身に付けてほしい力について確認しました。クリーニング科は今年から2,3年生だけですが、みんなで協力協働して一生懸命頑張ろう!と結束しました。

 来週からいよいよ各学年本格的に、作業学習が始まります。働く力を身につけるため、それぞれの学科での作業学習に一生懸命取り組んでほしいと思います。

【1学年】終日作業を行いました

 3月11日(月)から14日(木)まで、1学年は、1年間の締めくくりとして、4日間終日作業に取り組みました。

 木工科では、小物入れの研磨やバターナイフの成型、ねじの取り付け、一面かんななどの作業に取り組みました。生徒は「バターナイフの研磨が大変だった」「ベルトサンダーが大変だった」「初日疲れました」「同じ作業の繰り返しが大変でした」「2年生に向けて、無駄な動きをなくす」「時間いっぱい集中する」「気持ちを切り替えて作業する」と話していました。

 クリーニング科は、2年生や職員と協力しながら、校内中のハウスクリーニングに取り組み、強い汚れの床にはポリッシャーという機械を使い、清掃作業を行いました。生徒は「ポリッシャーを真っ直ぐ動かすのが大変で、先輩や先生方に助けてもらった。頑張ったらきれいになって嬉しかった」「2年生になったらカークリーニングを頑張りたい。報告・連絡・相談を自分からできるように頑張りたい」と話していました。

 窯業科は、板づくりでの製品製作、撥水剤塗布、釉掛けなどの作業に取り組み、納品に向けての梱包も行いました。生徒は「仲間と協力した」「たくさん皿を作れた」「自分から挨拶、返事、報告することを頑張りました」「2年生に向けて、うまくアドバイスできるようにする」「大きい皿を作る際、力を込める」「笑顔で元気に報告する」「丁寧に作る」と話していました。

 入学して1年経ち、作業学習にも慣れ、働く力が徐々に身に付いてきました。4月からは1年生のよき手本となれるよう、さらなる成長を期待しています。

学科送別会が行われました

 2月20日(火)の5時間目、学科ごとに分かれて、学科送別会が行われました。

 木工科は、実行委員2名を中心に、生徒が考えた手作り送別会を行いました。3年生の強い希望により、前半は『ドッジボール大会』を行いました。生徒もそして職員も一緒になって夢中でボールを追いかけながら、一緒に過ごせる残り少なくない時間を楽しみました。そして後半は『セレモニー』として、在校生から一人ずつメッセージを伝えて記念品を贈りました。最後に、3年生からも一人ずつ在校生へのメッセージをもらい、一緒に過ごした時間を振り返りながら卒業をみんなでお祝いしました。

 クリーニング科は、卒業生1名を囲み、生徒と先生、一丸となって卒業を祝いました。在校生から先輩へ感謝の言葉、先生方からの贈る言葉、卒業記念品として在校生が心を込めて制作した映像や今まで関わった先生方からのメッセージが満載のDVDと、3年間作業学習で頑張った姿を凝縮した軌跡の写真集を贈りました。最後に別れを惜しみながら、卒業生からの熱い歌とメッセージで盛り上がり、ジーンと心温まる送別会となりました。

 今年もこの季節がやってきました。窯業科は、2学年が送別会の企画と司会進行を、1学年が会場設営を担当しました。当日は、卒業生ひとり一人、3年間の作業学習で頑張ったことや苦労したこと、自分の成長したところなどをインタビュー形式で発表したり、窯業科伝統レクの「釉薬ビンゴ」を行ったりしました。「釉薬ビンゴ」は、鬼さんチームと鹿さんチームに分かれ、数字の代わりに釉薬掛けで使われている釉薬カードをシートに貼って競い合いました。卒業生へのプレゼント贈呈では1・2年生で製作した「祝卒業」と書かれた大皿を在校生からのメッセージと共に贈りました。最後に卒業生からのメッセージをもらい学科送別会は幕を下ろしました。在校生が心を込めて制作したお皿を見て、みんなのことを小平のことを思い出してくれたらうれしいです。

 それぞれ、各学科、趣向を凝らしたさまざまな活動で、3年生の卒業を祝う様子がみられました。一緒に作業することはありませんが、残り約1週間、寄宿舎生活やその他の場面で、1・2年生には3年生と過ごす時間を大切に、3年生は最後の高校生活を、卒業式を迎えるその時まで噛みしめて過ごしてほしいと思います。

3年間の作業学習が終わりました

  2/15(木)2時間目から6時間目、3学年の作業学習が卒業前最終回を迎えました。作業の様子と、3年生の声をご紹介します。

 木工科では、最後まで製品であるカッティングボードの研磨や、実習室に掲示する「不撓不屈」という漢字を糸のこで切るという作業を行っていました。「3年間、いろんな壁にぶつかったけれど、作業最後の1日が一番楽しくて、最高です」「3年間、一番楽しかった作業は糸のこです」「糸のこは線からずれないようにすること、研磨は角を落とす作業や割れているところまできれいに研磨することなど、最後まで諦めずに取り組むことができました」と話していました。

 クリーニング科は2年生の生徒と合同で受注を受けたYシャツクリーニングを行っていました。史上最多、25枚のYシャツを分担して、受注に出してくださった先生のところまで配達していました。「作業最終日を迎えて寂しいです。3年間、作業がとても楽しかったので、まだ作業やりたい気分です」と話していました。職員室へ配達に来た際には、「たくさんの先生方にクリーニングの受注に協力していただき、ありがとうございました。Yシャツクリーニングが好きでした。3年間ありがとうございました」と大きな声でさわやかに挨拶をし、先生方から大きな拍手をもらっていました。

 窯業科も最後の最後まで、よりづくりでのレギュラーボウルの製作を行っていました。「最終日という実感がわかないです」「3年間で一番難しかった作業はよりを伸ばすことです」「卒業制作の花器が上手にできてよかった」「釉薬掛けが苦手でしたが頑張りました」「本当に最後なんだな、という気持ちとまだ作業をしたいという気持ちがあります。卒業したら道具を一式買って家でもやってみたいと思っています」と夢を語る生徒もいました。

 3年間の作業学習で身に付けた働く力を生かし、4月からはそれぞれの場所で、元気に自分らしく生き生きと活躍してくれることを期待しています。

1年生終日作業週間

 1年生は9/25(月)~9/28(木)の現場実習に向けて、今週9/11(月)~14(木)の4日間、初めての終日作業に取り組みました。

 木工科は、ついたてとスプーンの製作に取り組みました。生徒は、「スプーンの研磨が大変でしたが一生懸命取り組みました」「仲間と協力したことや、困ったことがあったらしっかりと確認することができました」「ずっと立ちっぱなしで大変でした」と答えてくれました。

 クリーニング科はじゅうたんクリーニングや、受注を受けたエプロンやハンカチのアイロン、寄宿舎の舎室の外窓クリーニングに取り組みました。「6mポールが重くて大変だったけど頑張りました」「1日で13枚のエプロンを仕上げることができました」と、やりきった表情で作業室から退出していきました。

 窯業科では、板作りや鋳込みでの製品製作や、撥水剤塗布・釉薬掛け、窯詰めと、一連の製品製作の作業に取り組んでいました。「特に頑張ったことは釉掛けと窯詰めです」と話してくれました。担当教諭からは、「挨拶、返事、報告が全員に聞こえる声でできるようになってきました!」と成長が感じられる4日間だったようです。

 次は再来週に迫った初めての現場実習に向けて、心身の調子を整え、実習に臨んでもらえたらと思います。